赤飯と日本文化

お祝いの膳に欠かせないのが「赤飯」ですが、なぜ赤飯が祝いの膳に出されるようになったのかご存知ですか?
そもそも古来日本では赤は邪気を祓う色とされており、縄文時代、初めて日本に伝わった米である「赤米」が五穀豊穣に感謝する行事の供えものに使われたことが起源だと言われています。

この赤米、最近では「古代米」と言われ、ヘルシー志向のカフェや駅弁などのお弁当にも使われているので、目にしたことのある方も多いと思います。
私も食べたことがあるのですが、モチモチした食感の中にも歯ごたえがあり、噛めば噛むほど甘みが出て、とてもおいしかったです。しかもこの赤米は栄養素が豊富で、特にポリフェノールや食物繊維が多く含まれているということなので、血圧の上昇を抑え、便秘解消、整腸作用も期待できるそうです。

また本来この赤米は、色素成分のタンニンの影響で、渋みが強く本来とても食べにくいそうですが、もち米などを混ぜて炊くと甘みや粘り気が出ておいしく食べられるそうです。私が食べたあのおいしいお弁当の古代米は、その方法が使われたのかもしれません。

それにしても、世界中から注目されている「モノ本来の価値を見出し、再評価する日本人の気質と技術」はこんなところにも生かされているのかと、日本人としてちょっと誇らしい気分になりました。